おうちモンテの環境づくり|子どもが集中する部屋の作り方

モンテッソーリ教具 教室の様子

「モンテッソーリ教育では環境が大事って聞くけど、なぜ?」
「どんな部屋にすれば子どもが集中できるの?」
「高価な家具や教具は必要?」

おうちモンテを始めるとき、多くの人が教具や教材に注目します。

しかし、モンテッソーリ教育で最も大切にされているのは実は「環境」です。

モンテッソーリ教育を提唱したマリア・モンテッソーリは、

「環境こそが子どもを育てる」

と考えました。

子どもが自分で選び、自分で行動できる環境が整うことで、自立心や集中力が自然と育っていきます。

この記事では、おうちモンテにおける環境づくりの基本や年齢別のポイント、よくある失敗例について解説します。

なぜ環境が重要なのか

モンテッソーリ教育では、

「子どもには自ら成長する力がある」

と考えます。

しかし、その力を発揮するためには適切な環境が必要です。

例えば、

  • おもちゃを取りたいのに届かない
  • 自分で服を選びたいのに見えない
  • 何をして遊べばいいか分からない

という状態では、自主的な行動が難しくなります。

反対に、

  • 自分で選べる
  • 自分で取り出せる
  • 自分で片付けられる

環境が整っていると、

「やってみたい」

という気持ちが生まれやすくなります。

集中力や自立心は、環境の影響を大きく受けるのです。

「できない」の原因は環境かもしれない

子どもが片付けない。

自分で着替えない。

準備をしない。

そんな時、

「やる気がない」

と思ってしまうことがあります。

しかし実際には、

  • 手が届かない
  • 分かりにくい
  • 難しすぎる

など、環境に原因がある場合も少なくありません。

まずは環境を見直してみることが大切です。

基本ルール(低い棚・自分で取れる配置)

低い棚を使う

おうちモンテの基本は、

「子どもの目線で考える」

ことです。

棚が高いと、

  • 自分で取れない
  • 見えない
  • 戻せない

状態になります。

子どもが自分で出し入れできる高さの棚を用意しましょう。

自分で取れる配置にする

例えば、

  • 絵本
  • おもちゃ
  • 着替え

などは、自分で取り出せる場所に置きます。

大人に頼らず行動できることが、自立につながります。

定位置を決める

モンテッソーリ教育では秩序を大切にします。

例えば、

  • パズルはここ
  • 絵本はここ
  • ブロックはここ

というように場所を決めておくと、子どもも片付けやすくなります。

物を見えるように置く

箱にまとめて入れるよりも、

  • 表紙が見える絵本棚
  • 一つずつ見えるトレー

などの方が選びやすくなります。

選びやすさは集中力にもつながります。

年齢別の環境づくり

0〜1歳

この時期は自由に動ける環境が大切です。

例えば、

  • 安全な床スペース
  • モビール

などがおすすめです。

自由に体を動かしながら世界を学んでいきます。

1〜3歳

自立心が育つ時期です。

例えば、

  • 自分で服を取れる収納
  • 小さなテーブルと椅子
  • 自分専用のコップ

などを用意するとよいでしょう。

「自分でやりたい」を応援する環境が大切です。

3〜6歳

集中力や好奇心が大きく育つ時期です。

例えば、

  • 工作コーナー
  • 絵本スペース
  • パズルや知育玩具

などを用意するのもおすすめです。

ただし数は増やしすぎないようにしましょう。

よくある失敗

おもちゃが多すぎる

最も多い失敗がこれです。

「たくさんあれば楽しいだろう」

と思いがちですが、

実際には、

  • 注意が散る
  • 選べない
  • すぐ飽きる

原因になります。

一度に全部出している

棚いっぱいに物が並んでいると、子どもは何を選べばいいか分からなくなります。

おすすめは、

  • 5〜10種類程度を出す
  • 定期的に入れ替える

方法です。

大人目線の収納

見た目を優先しすぎると、

  • 高い場所に収納する
  • 中身が見えない箱に入れる

ことがあります。

しかし子どもにとって使いやすいとは限りません。

まずは使いやすさを優先しましょう。

「触らないで」が多い環境

家の中に、

  • 触らないで
  • ダメ
  • 危ない

ばかりだと、子どもは自由に活動できません。

安全を確保したうえで、できるだけ自由に触れられる環境を目指しましょう。

今日からできる改善ポイント

おもちゃを半分片付ける

まずは一番簡単な方法です。

今あるおもちゃの半分を一度しまってみましょう。

意外なほど集中して遊ぶようになることがあります。

子どもの目線で部屋を見る

一度しゃがんで、

「子どもからどう見えるか」

を確認してみましょう。

大人には気づかない発見があります。

自分でできることを一つ増やす

例えば、

  • 自分で服を選ぶ
  • 自分でコップを取る
  • 自分で絵本を片付ける

など、一つだけでも環境を整えてみましょう。

「待つ」を意識する

環境を整えたら、大人は少し待つことも大切です。

子どもが自分で考え、自分で行動する時間を作りましょう。

まとめ

おうちモンテの環境づくりで大切なのは、

「子どもが自分でできる環境を整えること」

です。

そのためには、

  • 低い棚を使う
  • 自分で取れる配置にする
  • 定位置を決める
  • おもちゃを減らす

ことがポイントになります。

特別な教具や高価な家具は必要ありません。

まずは、

「子どもが自分でできることを一つ増やす」

ことから始めてみましょう。

環境が変わると、子どもの行動や集中力も少しずつ変わっていきます。

おうちモンテの第一歩は、子ども目線で部屋を見直すことから始まります。